国語の勉強方法 具体的な読み取り能力のつけ方
日本人だから国語はできるはずです。
しかし個人によって国語力はバラバラです。
テストではそこそこできるがどうしてもいい点を取れないのは理由があります。
読み取れていないということです。
つまり内容が理解できていないのです。
本を読むにしても新聞を読むにしても、人の話を聞くにしても、内容が理解できていないと置いていかれてしいます。
今回は私が学習塾で実際に指導している方法書いてみました。
ぜひ参考にしてください。
国語に必要な2つの能力
国語に必要な力は大きく2つあります。
文章を読み取る力 読解力
読解力が弱い理由は、読み慣れていないということです。
しかし、やみくもに読んでも上達しません。
意味が分からないのにとりあえず読んでみてもつらくなり、力がつかないので嫌いになってしまいます。
文んを読んでみて、何を言っているのかさっぱりの原因は、専門的な単語が多いかもしくは主語と述語を理解できていないということが考えられます。
自分の考えを伝える力
就職での面接や、友人などに自分の考えを伝えるときに、何を言っているかわからなくなるのでは困ってしまいます。
論理的に話せないのは順序を追って話すことが出来ないのが原因です。
また読み取りが出来ていないから自分の考えを伝えられないとも取れます。
長い文を把握する方法 国語力をつける
ステップ1 主語と述語を把握する
文が理解できていないのは主語がどこなのか、述語がどこなのかが理解できていないのが原因です。
「私は小学生のころからの親友のたかし君が以前訪れたというレストランを進められたのでそこへ行った。」
この文章の主語はどこでしょうか?
「私」です。
だいたい文章の最初にきています。
ではこの文章の述語はどれでしょうか?
「食べた」と答えてしまう方いると思います。
この文章の述語は最後の方にある「行った」です。
だいたい文章の最後の方にあります。
問題集などの国語の文章の主語と述語を見つけて線を引く練習をしてください。
そしてノートに、主語+述語を書いてください。
「私は行った。」
これを一つの物語や説明文で練習してください。
簡単に読むことが出来ますし、内容を理解するのも速くなります。
ステップ2 形容詞と副詞の理解
形容詞とは名詞を修飾しているところです。
「きれいな花」
【きれいな】が【花】を説明しています。
これが形容詞です。
副詞とはおもに述語を修飾してます。
「早く寝る」
長い文章とは主語と述語以外に形容詞と副詞がたくさん入っている文章です。
その部品の名前と役割を確実に理解すれば文章全体の理解が速まります。
ステップ3 作者特有の形容詞と副詞を見抜く
「そのころには夕焼けになっていたが、たかしには日の出のように見えた。」
【日の出のように】は【見えた】という述語を修飾しているので副詞とわかります。
しかしこれは作者が登場人物の心情を表すために独自に考えたものです。
これを作者独特の表現と呼んでいます。
このような作者独特の表現は、問題として聞かれます。
だから文章を読んだ地点で、
「これは作者独特の表現だから問題で聞かれるはずだ。」
と思えるようにしてください。
そして何を表しているのかを考えられるように訓練して下さい。
【今回の日の出のように】というのは、
「始まりなのでめでたいということなのでは?気分が良かったということなのでは。」
もしくは
「夕焼けで1日の終わりを表していたが、たかしにとってはまだ終わりではない」
ということを表しているのではと考えられます。
テストではだいたい問題の最後に、記号で選ぶという形で出題されます。
しかし推理して登場人物の気持ちを考える練習をしてください。