共通テストの対策法
共通テストの数学ⅠAはこうやって対策しよう
傾向としてはおそらくセンター試験と変わりません。
それは大きく変えると生徒に負担がかかってしまうからです。
2,3年はあまり変化は見られないでしょう。
数学で記述を導入する予定でしたが先延ばしになりそうです。
記述を導入する理由は、難易度をあげるためではありません。
テクニックを重視する指導をなくすためです。
お金を積んだ人の勝ちというのを防ごうとしたのです。
回答欄にアルファベットを多く含んだものにすれば、思考力を図る問題を作れますが、マーク試験だとややこしくなるので記述にしようとしたのではと思います。
また、記述では証明を出そうとする狙いがあったと考えられます。
証明は考えて説明する力を見ることが出来ます。
これらのことから、共通テストの形式を推理しますと、
「どうしてそうなるのか考えて、説明できるように」
ということに重点を置かれると思います。
教科書の例題の問題を人に教えられるように勉強する
数学の教科書は会社が異なりますが、内容はほぼ同じです。
共通テストの対策は教科書の学習が最適だと考えられます。
勉強法は、教科書の例題を人に教えられるように学習するといいです。
自分だけ理解するのでなく人に教えられるようにすれば、応用も効きます。
本来は記述にするはずだったのが、なくなるのでナビのような形をとってきます。
説明の仕方はたくさんありますが、本質を理解していないと流れに乗れないので、人に教えられるまで勉強しておく必要が出てきます。
具体的な単元と問題は次のようです。
共通テストの2次関数
2次関数を出題するのは、グラフや資料から全体を把握できる力があるか、量るために出題するのです。
式にアルファベットを入れることで場合分けのパターンを想像する力を調べたいのです。
だから2次関数は共通テストでも必ず出題されます。
軸が文字になっていて場合分けをして、最大最小を求める問題です。
共通テストの三角比
平面図形と三角比を合わせて学習しておくと安全です。
どこを学習すればよいか
正弦定理はなぜそうなるのかを、勉強しなおしてください。
教科書の導入を読んで理解して同級生に指導できるぐらい勉強して下さい。
余弦定理も同様です。
「なぜそうなるか」を必ず量ってきます。
そして説明できる力も確認してきます。
円に内接する四角形の性質でなぜそうなるかをいくつも練習してください。
例えば方べきの定理、チェバの定理、角の二等分線の性質です。
教科書をしっかり読んで、図を描いて人に説明できるようになるまで学習してください。
共通テストの場合の数・確率
場合の数と確率の問題はセンター試験とさほど変わりないと思います。
学習法はしっかりと図を描いて、問題が把握できないときは理解できるまで数値を入れて調べることです。
医学部の確率の問題を解くと見えてきます。
まとめ
このように共通テストは「なぜそうなるか」「それを説明できること」
が大切になると予測できます。
人に説明できるという力をつけるためには、教えている人をしっかり見ることも重要です。